小児歯科
小児歯科について
お子様を対象とした診療科目です。虫歯予防、虫歯治療はもちろん、永久歯を正しく生やしていくための歯ならびの治療などを行うところです。
歯の役割は食べ物を噛むだけでなく、発音を助けたり、口元の形を整える役割もあります。
さらに、姿勢を保つことや噛むことの脳への影響など、全身の健康に深く関わっています。
また、お子様のお口の中は日々成長過程にあり、咀嚼や味覚などの機能を獲得していく上で大切な時期です。
当院では、成長過程にあるお子様の虫歯の治療と予防だけでなく、日頃の生活習慣の中で何か問題点がないかを一緒に考え、お口の健康管理をすることで、お子様の全身的な健康管理のサポートに努めていきたいと考えております。
歯みがきの話し
歯の汚れを歯垢(しこう)といいます。歯の表面に付くぬるぬるとした白い汚れです。
この歯垢の中にむし歯菌がたくさん潜んでいて、むし歯や、歯肉炎、歯周病の原因となります。歯垢は飲食物を取る限り出来るものですので、いかにこの歯垢を完全に落とせるかということがむし歯予防にとって大切な要因のひとつです。
歯垢は白い汚れですので歯の色と区別がつきにくく見落としがちです。
そこで歯垢を赤く染め歯の 色と区別がつきやすくする方法が染め出しです。
染め出しをすることによって、保護者の方やお子さんの歯みがきの仕方のくせがわかり、練習に役立つと思われ ます。ぜひ試してみて下さい。
自分一人で磨けるようになるのは練習をしても小学校4~5年生にならないと出来ません。ましてや1回染めだしをしただけでは上手に磨けません。毎週、日を決めて練習することが上手に磨けるようになる早道です。
シーラントのはなし
特に「六歳臼歯」に効果的
奥歯の溝のところにできるむし歯は、はえ始めから2~3年以内にできやすいものです。特に6歳臼歯はむし歯になってしまうことがおおいのです。
シーラントとは、奥歯の溝を、むし歯になる前にフッ素を放出するお薬で埋めてしまう方法で、特に溝が深くて複雑な6歳臼歯に効果的です。
フッ素塗布
シーラントと同じ小児歯科の予防処理の1つです。歯の表面のエナメル質が虫歯菌の酸によって溶けてしまうのを防ぐために塗布します。また、一度溶けてしまった初期虫歯の再石灰化も促します。